30代中盤から、夜の繁華街での遊びにはまってしまいました。
数百万円蓄えがありましたので、ある程度派手に遊んでも大丈夫だろうと軽く考えていたのですが、気がつくと蓄えはなくなっていました。
数百万円を貯めるのには何年もかかったのに、数百万円を失うのは
あっと言う間だということを実感しました。
蓄えがなくなったのなら、遊ぶのを辞めるのがまともな人間の考えることなのでしょうが、私は遊ぶのを辞めることができませんでした。
結果、150万円ほどの借金を抱えました。
数百万円を貯めたことがあるのですから、150万円くらいはコツコツと
返済していけると考えていたのですが、甘かったです。
利息の恐ろしさを知りました。
分割払いの回数が多くなると、返済額に占める利息割合がとても大きいのです。
返しても返しても元金が殆ど減らないため、気持ちが萎えていきました。
このままずっと借金を抱えていくのだろうかと不安な気持ちで一杯です。
借金を背負っていると、気持ちも後ろ向きになります。
気持ちに余裕がないからなのでしょうか、友人達との会話さえも煩わしく
感じます。
お金や、何故か出世話などの話になると必死で話題を変えようとしていたりしました。
幾つかの偶然が重なり、借金はなくなりました。
借金がなくなった時。とても頭の中がすっきりしたのを覚えています。